iPhoneとパソコンを接続すると、保存したデータのバックアップや充電などさまざまなことに利用できます。しかし、いつもと同じ手順で接続しても、何らかの原因でパソコンにiPhoneが認識されない事態に陥ることがあります。 Show 正常に認識されない原因はさまざまで、必要な措置を講じればトラブルの解消につながることも少なくありません。この記事では、iPhoneがパソコンに認識されない主な原因と対処法をわかりやすく解説します。 対処法は原因別にまとめているので、まずはiPhoneがパソコンに認識されない原因を探してみてください。 iPhoneをパソコンに初めて接続した時には、通常「このコンピュータを信頼しますか?」のメッセージが表示されます。この表示は、iPhoneとパソコンが正常に認識されたサインです。 しかし、何らかの不具合がある場合、iPhoneがパソコンに認識されないトラブルが発生します。トラブルは軽度なものから重度なものまでさまざまなので、まず原因を探して必要な措置を講じることが大切です。 iPhoneがパソコンに認識されない主な原因は、次の通りです。
いずれかが故障している場合は、重度なトラブルなので修理や買い替えも検討すべき事項になります。一方で軽度なトラブルであれば、ユーザー自身で必要な措置を講じることも可能です。 【原因別】パソコンにiPhoneが認識されない時の対処法iPhoneがパソコンに認識されない時の原因は、ひとつだけではありません。iPhoneやパソコンは精密機器なので、接続不良やOSの不具合などさまざまな原因が考えられます。iPhoneがパソコンに認識されない時の主な原因は、次の通りです。
ここでは、iPhoneがパソコンに認識されない時の対処法を原因別に解説します。 iPhoneが原因の場合の対処法iPhoneとパソコンを接続しても正常に認識されない時には、iPhone側に何らかのトラブルが発生している可能性があります。例えば、そもそもiPhoneの電源が入っていない場合やロック画面が解除されていない場合などです。 iPhoneが原因でパソコンに認識されない時の対処法は、次の通りです。
それでは、各項目の対処法をひとつずつ解説します。 iPhoneの電源を入れるiPhoneがパソコンに認識されないトラブルに見舞われた場合、まずはiPhoneに電源が入っているかをチェックしてみましょう。パソコンにiPhoneを認識させるためには、iPhone本体の電源が入っていることが前提となります。 また、iPhoneを低電力モードに設定している場合、バッテリー残量が少なくなると一部の機能に制限がかかって十分な処理能力を発揮できないことがあります。 そのため、パソコンと接続する際にはiPhoneのバッテリー残量をチェックし、少ないようであれば充電してから行いましょう。 iPhoneのロックを解除するiPhoneがパソコンに認識されない時には、iPhoneの画面がどのような状態になっているかをチェックしてみましょう。パソコンに認識させるためには、iPhoneのホーム画面が表示されている状態でなければなりません。 ロック画面を解除してからパソコンに接続すると、iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」のメッセージが表示されます。このメッセージは、iPhoneがパソコンに正常に認識されたサインです。 また、iPhoneで画面ロック用のパスコードを設定している場合は、パソコンとの接続前に一時的に解除しておくと正常に認識されることもあります。 iPhoneを再起動するiPhoneに何らかの原因がある場合、再起動を試すとパソコンが正常に認識する可能性があります。iPhoneの再起動は、画面のフリーズやリンゴループなどのトラブルでも用いられるオーソドックスな方法です。 ほかの方法で対処できない場合でも、iPhoneを一度再起動するだけでトラブルが改善されるケースも少なくありません。手順としてはまずiPhoneとパソコンの接続を解除し、再起動を行います。その後、再度iPhoneとパソコンを接続し、様子を見てみましょう。 iOSを最新バージョンにアップデートするiPhoneのiOSが最新バージョンでない場合、パソコンが正常に認識しないことがあります。 iOSのバージョンをチェックし、最新でない場合はアップデートしましょう。その後、iPhoneとパソコンを接続すると正常に認識する可能性が高いです。 iOSのバージョンチェックとアップデートの手順は、次の通りです。 【iOSのバージョンチェック】
【アップデートの方法】
自動アップデートをオンに設定した場合、最新バージョンがリリースされると夜間の充電中に自動でアップデートが行えます。 iPhoneの空き容量を増やすiPhoneがパソコンに認識されない時には、iPhoneのストレージに充分な空き容量があるかチェックしてみましょう。iPhoneのストレージ容量に余裕がない場合、パソコンが正常に認識しないことがあります。 iPhoneのストレージ容量をチェックする手順は、次の通りです。
ストレージの空き容量をチェックする画面では、iOS・メッセージ・写真・App・システムデータの項目ごとに使用済み容量が表示されています。 写真やAppの使用済み容量がストレージを圧迫している場合、不要な動画やアプリを削除すると空き容量を増やすことが可能です。 iTunesが原因の場合の対処法例えばiPhoneのデータをバックアップする時、パソコンと接続してiTunesを開いて作業を進めていきます。しかし、iTunesに何らかのトラブルが発生している場合、iPhoneがパソコンに認識されない可能性があります。 iTunesが原因でパソコンに認識されない時の対処法は、次の通りです。
それでは、各項目の対処法をひとつずつ解説します。 iTunesを最新のバージョンにアップデートするiTunesが原因でiPhoneがパソコンに認識されないと疑われる時には、iTunesを最新バージョンにアップデートしてみましょう。iPhoneのiOSと同様に、iTunesのバージョンが古いとパソコンが正常に認識しないことがあるからです。 iTunesを最新バージョンにアップデートすると、iPhoneがパソコンに認識されないトラブルを改善できることがあります。iTunesを最新バージョンにアップデートする手順は、次の通りです。 【Windowsの場合】
iTunesをMicrosoft Storeでインストールした場合、最新バージョンがリリースされると自動でアップデートされます。 【Macの場合】
iTunesを再インストールするiPhoneがパソコンに認識されない原因がiTunesにある場合、iTunesを再インストールしてみましょう。同じiTunesやパソコンを長期間使用している場合、iTunesのファイルが壊れている可能性も考えられます。 iTunesを再インストールした上でiPhoneとパソコンを接続すると、正常に認識されることがあります。 【iTunesのアンインストール】
iTunesを再インストールする手順は、次の通りです。
パソコンが原因の場合の対処法iPhoneがパソコンに認識されない場合、iPhoneやiTunesではなくパソコンにトラブルが発生している可能性も考えられます。例えば、ネット環境が不安定な場合やソフトウェアのバージョンが古い場合などです。 パソコンが原因で認識されない時の対処法は、次の通りです。
それでは、各項目の対処法をひとつずつ解説します。 パソコンを再起動する「iPhoneが原因の場合の対処法」で紹介したように、再起動はiPhoneやパソコンに何らかのトラブルが発生している場合に効果的な方法です。iPhoneが認識されない原因がパソコンにあると疑われる時には、まず再起動を試してみましょう。 パソコンを再起動すると、iPhoneと同様にトラブルが解消される可能性があります。再起動を行う際には、iPhoneとパソコンの接続を解除してから行いましょう。原因が不明な場合は、iPhoneとパソコンをそれぞれ同時に再起動してみるのも手段のひとつです。 2つの対処法を同時に行うと、原因を探しながらひとつずつ対処するよりも効率的です。 別のUSBポートで試してみるiPhoneがパソコンに認識されない時には、別のUSBポートに変えてみましょう。USBポートに何らかのトラブルが発生している場合、iPhoneを正常に認識しないことがあります。 USBポートを変えれば、パソコンがiPhoneを正常に認識する可能性があります。パソコンには複数のUSBポートが設置されているケースが多いため、ひとつずつ変えてiPhoneを認識するか試してみましょう。 ネット接続を確認するiPhoneとパソコンを接続してiTunesにアクセスする場合、ネット環境が重要になります。ネット環境が不安定な場合、パソコンがiPhoneを認識しないことがあるからです。そのため、iPhoneとパソコンを接続する際には、安定したネット環境下で行いましょう。 iPhoneやパソコンでWebサイトにアクセスし、通常通り開けばネット環境に問題がないといえます。ただし、ユーザー側のネット環境が正常でも、Apple側のサーバーにトラブルが発生している可能性もあります。 Appleの公式サイト上にある「システム状況」のページにアクセスし、サーバー状況も併せてチェックするとよいでしょう。 ソフトウェアを最新バージョンにアップデートするパソコンにiPhoneが認識されない時には、ソフトウェアを最新バージョンにアップデートしましょう。iPhoneのiOSと同様に、パソコンのソフトウェアが古いとiPhoneが認識されないことがあるからです。 ソフトウェアをアップデートした後にiPhoneとパソコンを接続し直すと、正常に認識される可能性もあります。ソフトウェアをアップデートする手順は、次の通りです。 【Windowsの場合】
アップデート完了後は、「今すぐ再起動する」をクリックして再起動を行いましょう。 【Macの場合】
セキュリティソフトの設定を変更するパソコンが原因でiPhoneが認識されないと疑われる時には、セキュリティソフトの設定を変更してみましょう。セキュリティソフトが、iPhoneの接続をブロックしている可能性があるからです。 セキュリティソフトの設定が「高」になっている場合は、「中」または「低」に変更して接続すると、iPhoneが正常に認識されることもあります。ただし、セキュリティソフトの設定をすべて解除するのは避けた方が良いです。 たとえ設定の解除が一時的であっても、ネットに接続した状態であればネットの脅威にさらされるリスクが高まります。 【Windowsの場合】ドライバを再インストールするWindowsのパソコンが原因でiPhoneが認識されない時には、ドライバを再インストールすると症状が改善される可能性があります。ドライバに何らかのトラブルが発生している場合、パソコンが正常にiPhoneを認識しないことがあるからです。 Windowsでドライバを再インストールする方法は、Microsoft StoreからiTunesをダウンロードした場合とApple StoreからiTunesをダウンロードした場合の2種類があります。 【Microsoft StoreからiTunesをダウンロードした場合】
【Apple StoreからiTunesをダウンロードした場合】
【Macの場合】LockdownフォルダをリセットするMacのパソコンが原因でiPhoneが認識されない時には、セキュリティ面に作用するLockdownフォルダをリセットすると症状が改善される可能性があります。Lockdownフォルダをリセットする手順は、次の通りです。
別のパソコンに接続し認識するか試すiPhoneがパソコンに認識されない時には、別のパソコンに接続してみましょう。 パソコン側にトラブルが発生している場合は、別のパソコンに変えることでiPhoneを正常に認識することがあります。 しかし、別のパソコンでも症状が改善されない時には、iPhoneが故障している可能性も否定できません。iPhoneの故障が原因だとわかれば、修理や部品交換などの次の対処法を探すことが可能です。 ケーブルが原因の場合の対処法ケーブルが原因でiPhoneがパソコンに認識されない時の対処法は、次の通りです。
それでは、各項目の対処法をひとつずつ解説します。 正規品のケーブルを使用するiPhoneとパソコンを非正規品のケーブルで接続している場合は、正規品に変えてみましょう。非正規品のケーブルでは、パソコンがiPhoneを正常に認識しないことがあるからです。 非純正品の場合、純正品に比べて価格がリーズナブルな一方で、電流が低いと充電が遅かったり、バッテリーに負荷をかける可能性もあるため、iPhoneとパソコンを接続する際には、できるだけ純正品を使用するようにしましょう。 ケーブルに断線など不具合がないか確認するiPhoneとパソコンを接続するケーブルにトラブルが発生している場合、iPhoneを認識しないことがあります。例えば、ケーブルが断線している場合や劣化している場合などです。 しかし、ケーブルの内部で断線が起きている時には、目視でチェックするのは難しいでしょう。ケーブルの断線が疑われる場合は、別のケーブルに変えるとパソコンがiPhoneを正常に認識できるようになる可能性があります。 iPhoneがパソコンに認識されない原因を探そうiPhoneがパソコンに認識されないトラブルは、いつ発生するかわかりません。必要な措置を講じれば症状が改善される可能性もあるため、まずは何が原因かを探すことが大切です。 原因が不明な場合は、まずiPhoneやパソコンを再起動してみるのも手段のひとつです。さまざまな措置を講じる中でiPhoneの故障が疑われた場合は、修理や買い替えを検討しましょう。 iPhoneの修理を依頼するなら、数多くのトラブルの修理に対応したスマホスピタルがおすすめです。3ヶ月の修理保証も付いてくるので、修理後にトラブルが発生しても安心です。 →スマホスピタルに相談する パソコンが iPhone を認識しないのはなぜ?パソコンにiPhoneが認識されない時には、ソフトウェアを最新バージョンにアップデートしましょう。 iPhoneのiOSと同様に、パソコンのソフトウェアが古いとiPhoneが認識されないことがあるからです。 ソフトウェアをアップデートした後にiPhoneとパソコンを接続し直すと、正常に認識される可能性もあります。
アイフォンのUSB設定は?USB アクセサリへの常時アクセスを許可するには
この設定をオンにするには、「設定」をタップして「Face ID とパスコード」または「Touch ID とパスコード」をタップし、下にスクロールして「ロック中にアクセスを許可」セクションの「USB アクセサリ」をオンにします。
iPhoneとパソコンをつなぐとどうなる?iPhoneは、パソコンがなくてもiPhone単体で問題なく利用できます。 しかしパソコンと接続することで、Appleが提供する無料ソフト「iTunes」(アイチューンズ)を使い、iPhone内の音楽やアプリのデータを同期したりバックアップをとったりできます。
iPhoneとパソコンをつなぐケーブル どれ?iPhoneにLightning - USBケーブルが付属していて、コンピュータにUSB-Cポートがある場合は、ケーブルのUSB側をUSB-C - USBアダプタ(別売)に接続するか、USB-C - Lightningケーブル(別売)を使います。
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